我が家の両親は90を過ぎて、自分の散歩の時ぐらいしか玄関ドアの開け閉めをしなくなりましたが、80代の中頃から、ドアの取っ手が回せない、とか、玄関ドアが重たいとか言い始めていました。
高齢になって、筋力が低下すると、ペットボトルのふたが開けられなかったり、1Lの牛乳パックが重たくてうまくコップに注げなかったりと思わぬところで問題が発生します。
我が家では、家の中は介護保険のレンタルで、いたるところに棒を付けてもらって移動がスムーズになるようにしてもらっていますが、ドアの開け閉めが大変な時は私が呼ばれてドタバタと手伝いに行きます。
最近は、スマートキーとかスマートロックとか呼ばれる、玄関のカギをスマホやリモコンで開け閉めできる、後付けの装置がずいぶん出回り始めています。
これを使ってみたいな、と思っていたのですが、ここまでやると90才を超えた両親の頭の中が???でいっぱいになりそうでやめていました。
Google Homeで照明やエアコンをON/OFFできるようにしただけで、使えなくなったと大騒ぎだったので・・・。
実際にはスイッチもリモコンも今まで通り使えるんですけど・・・。
玄関のドアを取り換えることなく、後付けで開き戸のまま、玄関ドアを自動ドアにしてくれる製品まで出てきました。
LIXIL の DOAC という製品です。
LIXIL は、トイレやお風呂など、住まいの水まわり製品と建材製品を開発、提供する企業です。
我が家のトイレもLIXILです。
どうでもいいか。
『DOACは様々な車いすユーザーのみなさまからのヒアリングを元に生まれたインクルーシブな製品です。』
ということで、車いすでも、筋力の衰えたお年寄りでも、誰でも苦労せずに使える玄関ドアです。
リモコンを使って鍵を開け、自動でドアをオープン。全開になったドアはタイマーによって自動で閉じられ、自動的に施錠(オートロック)してくれます。
リモコン嫌い!と言いそうな我が家のじいちゃんのような人でも、普通の鍵🔑を使って手動で鍵を開けることもでき、玄関ドアを少し開くだけで、オートアシスト機能が働いて、全開位置までドアを開いてくれます。
この製品は、引き戸用ではなかったり、取り付けができるドアが限られたりしていますが、DOACのホームページでは互換性のあるLIXIL/TOSTEM製のドアや、それ以外のドアでも取付可能かどうかの診断ができるように情報を提供しています。
また、お問い合わせ・ご相談・お見積り等は、無料です。取り付けを行う工務店も紹介してくれます。
だんだん、ばぁちゃんに優しい暮らしに近づいてる ♪